2018年3月23日金曜日

よい春を!

今日は朝から、おひさまの当たる縁側で、
あみぐるみの動物たちをお風呂に入れました。
「うちの鶏はお風呂入らんよ。」
「でもチュッチュ(お庭に来るカワラヒワ)は水たまりのお風呂に入ってるよねぇ。」
なんてお喋りしながら、
足やしっぽや耳の中まで、やさしくごしごし。
お風呂の後は動物たち、のこぎり台の上でひなたぼっこです。

それから大掃除に取り掛かりました。
みんなが大好きな ❤︎ 大掃除。
部屋がきれいになる魔法を、歌って踊って笑って!? かけて、
隅々までぴかぴかにしましたよ。

と!終わったところで、お母さんたちがやって来ました。
…へ?なんで?
今日は特別なんです。今日は『大きくなっておめでとう会』でした。
お母さんたちと一緒にお祈りして、歌って、”おいしい” がいっぱいのお祝い!
ひとつ前の春からこの春まで、
色んなことがいーっぱいあって、
ひとつひとつを一人一人が大事に積み重ねて、本当に大きくなりました。おめでとう。
…今日はお腹が、本当にぽんぽこりんになりました。母さんたちありがとう。

最後に跳んだ大縄は、もっともっと跳んでいたかったです。
ときわの旅は続きます。

庭の父さんにありがとうを言いに行ったら、
「次会う時は年長かなぁ」ってなって、
そうするとちゅうこびとたちの顔は、グフフフフと、溶けました。

ときわは咲き始めたたくさんの花に包まれて、おやすみなさい。
この1年、ありがとね。またね。
春が明けたら、グフフフフで戻って来るね。”よい春を!”



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ときわの森は、3月24日から4月10日まで春休みです。
お問い合わせのお返事は、休み明けになる場合もございます。
ご了承くださいませ。

あちらでもそちらでも、ちいさな花が咲き始める時期ですね。
どうぞよい春を。

2018年3月14日水曜日

大抵のことはね。

ときわの庭の父さんと母さんは、にわとりを飼っています。
時々、お天気の良い日は、私たちが遊んでいる庭に建つ小屋に入って、
にわとりたち、姿を見せてくれます。中でも、フクちゃんは仲良しです。

一人の子が、お腹を空かせたフクちゃんに、葉っぱをあげていました。
その子が選ぶ葉っぱは、フクちゃんよく食べます。
その子のお家にも、にわとりがいるのです。
「よう食べるねぇ。さすがはにわとりのこと、よう知っとるねぇ。」と声を掛けると、
「うちだってにわとりを飼っているから、大抵のことはね。」と返しました。


一昨日から、話している新しいお話は、舟のりと燈台守が出てくるお話です。

 ある日、仲間の空を離れて、舟のりの舟におりて来たウミネコが舟のりに尋ねます。
「海のことなら、なんでもわかるかい?」
「あぁ。いつだって海に囲まれているから、大抵のことはね。」

いつだって海に囲まれているから、大抵のことはね。
うちだってにわとりを飼っているから、大抵のことはね。

ね ❤︎

2018年3月10日土曜日

レッツゴー

今週生まれた新しい遊び。

大きな布を広げたそりに、縦1列に並んで座った
”レッツゴー・1” と ”レッツゴー・2” と ”レッツゴー・3” が、
部屋の中を、こちらからあちら、あちらからこちら、ひたすらズズズーッ…ズズズーッ…と往復する遊び。

お母さんとこっそり照らし合わせたけれど、
どこから来たネーミングなのかは謎。

発想力、やんごとなし。

2018年3月8日木曜日

1年のおしっぽ月

鬼の日からこちら、私たちの流行りは、
庭に、板と角材を全部並べ、細くて長ーい道を作って二手に分かれ、
「とざいーとーざいー」と言いながら、両端からそれぞれ歩いて来て、
出会ったところで「ドーンじゃんけんぽい」の ”そうべえごっこ”でした。
(鬼の日の絵本  ”じごくのそうべえ” から!)

負けた人・落ちた人は、自分の陣地に戻り、次の人が歩き出します。
始まりの板を踏んだら、そのチームの勝ち。

ゲラゲラ笑って、遊んでいたのですが…かれこれ1ヶ月以上!…
ちっちゃこびとの女の子が、このところ負けるとぷぅと膨れるようになりました。
昨日は、むすっと黙って、ちゅうこびとたちがどう声を掛けても何も言わなくなり、
そのまま他の遊びへ。

今日、雨の日恒例、三角積み木を積み上げた”山くずし”をしていた時、
ガラランと音を立てて崩したちっちゃこびと。
自分の手持ちの積み木を山へ返したものの…うっうっと涙をこぼし始めました。
みんなじっと見つめます。
森の母さんの「悔しいねぇ。返したくなかったねぇ。ちっちゃこびとも大きくなったんだねぇ。『悔しい』とか『さびしい』とか分からなかったのに、この頃すごく分かるようになったねぇ。」に、
「わたしだって、お母さんとバイバイする時、さびしいもん!」とちゅうこびと。
みんなしんみり。
しんみり顔で、頭をなでなで。

そのあと、山くずしはおしまいまで続き、手に入れた積み木でそれぞれが遊び出すと、別のちゅうこびとが手持ちの少ないちっちゃこびとを「一緒に遊ぼ」と誘い、自分の積み木と混ぜて二人いそいそ何やら作り始めておりました。

今のちゅうこびとたちは、お家では”いちばんちいさな人”たちで、妹をもつのは初めてです。自分が分かることを分からない人とどう接したらよいか、そもそもなんで分からないのかが分からないし、模倣の対象となる年長もいないし、手探りな日々でした。

『悔しい』『さびしい』が現れ始めたちっちゃこびとも、
それに共感し、どうすれば気持ちが晴れるか考えて、行動を起こすようになったちゅうこびとも、みんな本当に大きくなったなぁ。

しばらくして、またそーっとなでなでしている姿を見て、またもやしんみり。
1年のおしっぽ月、確かに。確かに。

2018年3月7日水曜日

だんごどっこいしょ

ときわでは、おおよそ1週間に1回、おやつを自分たちで作っています。
この時期はもう、作業は手慣れたものです。
交代する時にもめるのも、うまく収まるのも、お手のものです。

今朝、割ったくるみの殻をほじくりながら、
「今日は何を作るの?」
「くるみゆべし」
「くるみゆべし?」
「うん、くるみゆべし」
「くるみゆべしね!」
というやりとりがありました。

それから1日中、
「今日のおやつは、くるみゆべしだね。」とか
「お母さんたちの分も、くるみゆべしあるかなぁ?」とか、ちょこちょこ話して、
昼寝して、起きて、藤棚の下でくるみゆべしを食べて、
「くるみゆべし、おいしかったねぇ ❤︎」と口々に。

そのあと。
今日から始めた大縄を。
♪ 大波小波 くるりと回って にゃんこの目! と歌いながら、
交代して、何度も何度も跳びました。

「さぁ帰るよー ! 」とお部屋へ戻ったら…
子どもらがざわざわざわ…「…今日のおやつ、くるみ…何だっけ?」
誰一人、思い出すことが出来ません。

だんごどっこいしょ。

跳んだから!

2018年3月2日金曜日

ひなまつり



今日はときわのひなまつり。
少し前から、
歌を歌ったり、折り紙でおひなさまを折ったり、
ひなあられにする切ったお餅を干したり、五人囃子の使う楽器を竹を切って作ったり、
「わたしはおひなさまになりたい !!!」と主張しまくったりしまして、
”春の弥生のこのよき日” を待ち望んでいたうちらです。

たくさん折った色とりどりのおひなさまは、
リュックをエイヤと荷物置き場にしまったり、上着をさっと取り出したり、
遊び布や布団をちょっとぱたぱたってすると、
パタパタパタパタと倒れたり、
「降って来たー!」って叫ぶほど頭の上に落ちて来たりするもので、
おひなさまの”お世話係” が出来たほどでした。

それも今日まで。無事に嫁いで行きました。
今年のおひなさま、3人並んで澄まし顔。着物を羽織って、帯締めて。
今年の祝い膳、菱餅・お雑煮・いちごにポンカン、
歯が折れそうなひなあられ(毎年恒例 !?)…それから”白酒”も!

ちっちゃこびとが、朝から何度も「今日、お酒飲むっちゃろ?」と嬉しそうに待っていたお酒です。
おひなさまたちは、ぐびぐび飲んで、「お代わり!」
お代わりをしなかった男の子だけが、ほっぺを真っ赤にして酔っ払っておりましたよ。
太鼓打つ時も、ぼーっとしてたものね。

めでたし。

春一面の梅林

ときわを少し過ぎたところに、
お隣のおじいちゃんの梅林があります。
庭の端っこから眺めると、向こうの方が一面まっしろに見えるんです。
おじいちゃんが写真を見せてくださいました。今が満開!

「きれいですねぇ!」とうっとりしたら、
「入っていいよー。」と 嬉しいお申し出。
「花の下で、お弁当食べてもいいですか?」
「いいよー。」 ひゃっほー!

春の嵐を過ぎて、みんなが揃ったお昼に、お味噌汁のお鍋を抱えて、
いそいそ出かけて行きました。
うわーっ !!!! とみんなで息をのむほど、一面の梅の花。
ぷーんといい匂いが立ち込めています。
今日はその下でお弁当。あぁ春っていいねぇ。このまま昼寝したいねぇ。

森の母さんが寝転ぶと、口ではそうだねぇ!と言いつつも、
子どもらは寝転ぶより、梅の下をくぐってあちらへこちらへ出掛けて行きました。

ぷはぁ。じわじわ春が身体中に沁み渡るのが分かります。春って、いい気持ち。



見えるかな?